DIニュースをご覧いただきありがとうございます。
九州北部を襲った豪雨による災害から1週間が過ぎました。被害にあわれた皆様に心からお見舞い申し上げます。
今回起きた九州北部の豪雨による災害も、いつ栃木県で起きるか分かりません。東日本大震災から6年が経過し、少しずつ防災意識が薄れてしまっている人も多いのではないでしょうか。災害はいつ起きるかわからないからこそ常に危機意識を持つことがとても重要です。
今日はDIグループの防災訓練が行われました。
防災意識を再確認する大切な行事です。
まずは事業継続計画(BCP)の説明を行いました。
DIグループでは、
「災害や事故により被害を受けた場合、最優先で人命を保護し、業務を復旧させて、近隣へ協力できる体制をつくる。」などの基本方針を持つ事業継続計画(BCP)を作成しています。
次に事業継続計画に基づいた社員の安否確認訓練を行いました。昨年まで緊急連絡網に基づいた電話による安否確認を行っていましたが、回線の混雑や電波障害により電話が繋がらないことが想定されるため今年からはLINEによる安否確認を行うことになりました。
防災対策室 室長の小板橋社長がLINEに連絡を入れてから参加者全員の返事が来るまでの時間を計測しました。
去年の電話による安否確認は確認完了まで10分34秒の時間が掛かりましたが、今年のLINEによる安否確認では約2分ほどで参加者72名全員の返事を確認することが出来ました。
安否確認の一つの手段としてとても有効なことが分かりました。
次に大田原地区広域消防組合消防本部 救急係による応急手当と救命処置の講習が行われました。止血法・気道異物の除去方法・熱中症への対策などの講習が行われ、最後に実際のAEDによる疑似体験を行いました。
救急通報から救急車が現場に到着するまで全国平均で約9分かかります。救急車が来るまでに一次救命処置ができるかどうかで命を救えるチャンスは大きく変わってくるそうです。救命が必要な現場に居合わせた時に勇気をもって行動をすることで救える命があるという事を教えていただきました。
今回初めてAEDを触ったという社員もいましたが、一度でもAED使ったことがあるという経験が、実際の救命現場での行動につながると思います。
最後に小板橋社長にお話をいただきました。
社長からは「実際に救命救助の場面の遭遇した時にすぐに行動するのは難しいが、訓練を真剣にやっていれば講習で聞いたことやAEDの疑似体験したことを思い出して対応することが出来る。」「今日の訓練を地域貢献に少しでも役立てるようにしよう。」という言葉をいただきました。
今年もご協力をいただいた大田原地区広域消防組合の皆様ありがとうございました。
今日の訓練を無駄にはせず、万が一の時には勇気を持って救命救助をしたいと思います。